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「レム」



ああ
なんて
なんていい夜だ
こんな夜を知らせるひとを
僕はあなた以外知らない
レム



前に
欲しがっていた
二枚貝を
僕は 本当はずっと持ってたよ
言わなかったけれど
薄紫の貝だった
夜に落としたら
わからないような



それにしてもなんて
なんていい夜だろう
そう思わないか
レム
こんな夜を知らせるひとを
僕はあなた以外知らない



眠っているレム
眠っていないレム
気付いているレム
気付いていないレム
笑っていて
放っておきたい
朝ぼらけ
ゆめうつつ
レム
レム、
いつのまにあなたは
そんなにも目を覚ましてしまった




もう
いらないんだろう
レム
ほら薄紫の貝だよと
いずれ渡すことを 
疑ったことはなかった
ほら僕だって持っていた
きれいだろう、あげるよと
レム、




ああ

なんて
なんて  朝だ
なんて  朝だろう
こんな朝を知らせるひとを
僕はあなた以外
知らない






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